原作は児童精神科クリニックを舞台に、自らも発達障害(ADHD)を抱える院長と研修医のコンビが、さまざまな生きづらさを抱える子供とその家族に向き合うさまを描いた同名マンガ。ドラマでは、叔母が営んでいた小さなクリニックを引き継ぐ佐山卓を山崎が演じ、自身の発達障害を知り一度は医者になることをあきらめようとする研修医・遠野志保に松本が扮する。
本作は娘を殺された刑事・倉澤樹と猟奇的殺人犯・貴志ルオトが繰り広げる死闘を描くクライムサスペンス。倉澤は元小学校教諭の刑事で、かわいがっていた教え子・ルオトに娘を惨殺された過去を持つ。被害者遺族として絶望を味わい、その経験から生まれた“自分と同じように苦しむ人を1人でも多く救いたい”という思いから刑事へ転身した倉澤。12年後の娘の命日を目前に、彼女はルオトが医療少年院を退院することを知る。そしてルオトが「完全に更生した」という話を聞くも疑心を抱かずにはいられない彼女のもとへ「あなたの大切なものを、もういちど奪います」というメッセージが届く。